メタセコイアを見上げながら

今年もランチアランチの会場は富士教育研修所、ここは元テイジンの研修施設で、どことなく1970年代の残り香を感じさせるところが、ランチアというブランドが持つ雰囲気によく似合っていて好きなんでつ。

で例によって、GTIで乗りつけて他人のふりしつつ(^^;12月とは思えない陽だまりの中でカメラ小僧やってきますた。
去年は確かノーチェックで誰でも入れちゃいましたが、さすがに今回は受付で一般見学者は¥1,000払ってバッジを貰うシステムに。
まあメタセコイア並木の下を走るパレードだけならロハで見れちゃいますけどw

今年のテーマは、Deltaのデビュー30周年、Dedraが20周年、Lybraが10周年と、近代Cセグメント歴代モデルのアニバーサリーイヤーって事で、やっぱ主役はDelta軍団、それもインテグラーレばっかになっちゃうのは仕方ないものの、Lybraは1台のみ、Dedraに至っては参加車0とはいと寂し。
因みに今回は遂にモンテも姿を消してしまいますた‥何でも最近じゃLCJ内でもモンテは殆ど人気がなく、去年やむなく手放した知り合いが嘆いてたという話を思い出した次第(涙)

とは言え、ワンメイクのミーティングとしては突出した見応えを誇るのはいつも通り。
左上から順番に、日本では珍しいFlaminiaのTouringボディ、やぶ睨みの表情がイタ車らしいFulvia Sport S、赤ChardonnetカラーがナイスなStratos Gr.4仕様、そして今回の個人的目玉は先月神戸のカーグラのイベントに出現したと聞いていても立ってもいられなくなった憧れのGamma Coupe。まさか実物をこの目で見られる日が来るとは思っていなかった1台に感涙。更には集結した初代Deltaシリーズの中でこの2台だけが非インテグラーレだったS4とHF Turbo、特に後者はセメント色のボディがシブすぎる‥ここ数年よく見かけるFulviaのベルリーナの後姿はこんな感じ、Mario BelliniデザインによるTreviの蜂の巣ダッシュボード、ときて最後は主役の1台と言えばやっぱMartiniカラーでしょう。

それにしても、数日前にイタリア国内では、ランチア部門が2011年にも廃止され、クライスラーブランドに統合される鴨という意味不明なニュースが流れたばかり。
おまけにアルファの将来も不透明で、Giuliettaを最後に当面ニューモデル計画は全て凍結されるとの説も出ているらしく、一体何考えてんだか?>フィアット
マジでそんな事になった日にゃ、最後のランチアになるかも知れない現行δを手に入れなきゃと、前日の雨が嘘の様に晴れ上がった空を仰ぎ見ながら物思うのでありますた。

Flaminia

Fulviasport

Stratoschardonnet

Gammacoupe

Deltas4

Deltahfturbo

Fulvia2c

Trevifacia

Deltamartini

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1/2112の愉悦

去年のいつ頃だったか、ミニチャンプスからモンテ量産型の1/43が出るという知らせを聞いて、人知れずときめいてたんですが、いつまで待っても入荷する気配がなく、そうこうしてる内にMr.クラフトは潰れちゃうし(関係ないか)、すっかり忘却の彼方でした。

それが実は今年に入って4月に発売されていたのを知ったのはつい数日前の事(^^;
慌てて買いに走ったものの、渋谷のイケダは閉店しちゃってるし五反田のコジマでも売り切れ、そりゃもう2ヶ月も経ってりゃ仕方ないか…と半ば諦めながらググっていたところ、福井のミニカー屋さんのサイトで売られてるのを発見。速攻でポチっとなw

2日後には手元に届いてニタニタしながら眺め回してまつ(爆)
Serie Due Spyder、オマケに色は赤と、我がモンテ号と全くの同一仕様、しかもなかなかナイスな出来。
ストラダーレのミニカーは昔知り合いから貰ったマジョレット製のショボいのしか持ってなかったんでふが、仕上がりは全くもって雲泥の差。
スタンドに書かれている通り、一応全世界限定2,112台って事らしく、モノホンよりレアと言えなくもない(^^;

因みに今回はβ軍団が纏めて製品化されてますけど、次はγシリーズをお願いしまス。

Minichamps_2

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失火の顛末

正月動かそうと思ったらいきなしエンジン吹けず、哀れそのまま近所一周しただけで車庫に格納されてしまったモンテ号、出張も終わって漸く時間が出来たんでレフナース中山さんに緊急(?)連絡。

かくかくしかじかで「カブってるだけかも知んないから取り敢えずプラグだけ持って行くわ~」と早速救援に来て貰いますた。
案の定4番のプラグがダメになってたらしく、4本とも交換してあっさり復旧(^^;
これで安心して来週末のNEW YEAR MEETINGにも乱入出来そうであります。

今日は小ネタだったんで、おまけに英Car Magazine Onlineに載ってた彼の地のモンテ乗りの思い出話をひとつ。

Lancia_beta_monte_carlo

Lancia_beta_monte_carlo_2

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悦楽Zegna

我が家にやって来て以来早いもんで4回めの車検を終えて、モンテが年末戻って参りました。

勿論今回も特段の異常なし、エンジンとブレーキの油脂類を交換しただけでした。
何せ2年で1,000kmしか距離計進んでませんけど何か?(^^;

で、追加作業をお願いしないのも気分的に何なのでw、以前からの懸案だった運転席シートのヘタリをどうにか出来ないか、それも折角のオリジナルのZegnaの生地はそのままに…とレフナースの中山さんに相談したところ、「あれ、確かモンテのシートのクッションって簡単に外せる筈だから左右交換しちゃえばいいんじゃないの~」と即答。

ガガーン、そんな灯台もと暗しのアイディアが存在しただなんて、軽い脳震盪を憶えつつもお願いする事に。
だって助手席なんて殆ど人が座った形跡ないもんですから(車齢30年近いってのに…)。

取り敢えずアンコがほぼ消失していると思われた座面部分のみ入れ替えてみて貰いました。
写真からも表皮の張り具合の違いが分かると思いますが、これが同じシートか?と倒れそうになる程ふくよかな座り心地に。
おかげでただでさえソフトな乗り心地が一層軟化、益々弛緩した運転感覚に(^^;

そんなワケで、気分一新して新春初乗りに出発進行、と思ったら、何やら不穏なエクゾーストノート。
ゲゲ、3,000以上全然吹けないぢゃん、何これ…orz(つづく)

Zegna

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次郎伊太利屋

岡山からの帰り道、東名阪からそのまま名古屋高速を突っ切ってお約束の高原書店詣でと相成りました(^^;
今回のお目当てはモンテの記事が載った英AUTOCARのバックナンバー3冊と、カーグラの1980年2月号。
後者は、モンテターボGr.5が見事なワンツーを飾った、と思ったら、リエゾン区間で使っちゃいけないアウトストラーダを走ったかどで失格(爆)になったという曰く付きの1979年Giro d'Italiaのレポートが載ってるんですわ。

因みにこの年のGiro、実はR5ターボの実戦デビューの場でもあったというのは初めて知りました。
誌面は紹介出来ないんで代わりに秘蔵映像でお楽しみ下さいw


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ケイキが良くなった話

今日は会社が夏休み、そいやレフナースの中山さんから、使ってないモンテのヘッドライトユニット貸してよと言われてたのを思い出してのこのこ行ってきました。

行きの環七で、早速前回発生した計器類総員死亡状態が復活(^^;
しばらく走っていると、突然直ったと思ったら再び落ちてそれっきりに(トホホ)
まあでもウィンカーも動くしファンも回ってるしで、高を括りながらレフナースに到着。

ヒューズが切れただけじゃねーの?という事で、早速ヒューズボックス開けて見てみると、やはり1本切れかかってました。という事で、新品に交換してあっけなく完治。何の為にグローブボックスに予備のヒューズ入れてあるんだか(情けない)…

これでまたしばらく安心して乗れるってもんですが、この暑さじゃクルマより先に人間の方がイカレそうなんで、やっぱ遠出は秋までガマンするしかないかぁ(苦笑)

ウサ晴らしに↓

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ケイキの良くない話

ここんとこの腰痛で1月半も放置してあったモンテを久々に動かさにゃと、この炎天下に近所を一回り。

こういう時以前だったら先ずエンジン始動する迄に強烈な緊張感を味わう事になったワケですが、トリクル充電の安心感は何者にも替えられません。多謝>叔父

で、暖機しながらクラッチ踏んづけるとどこからか「シュー」という妖しげな音が(^^;
取り敢えずエンジンフード開けてクラッチレリーズの辺りを見てみますが特に異常ナシ。下を覗き込んでも何か漏れてる様子もナシ。
自分でチェック出来る範囲は以上なので(爆)、まあゆっくり走り出す事に。

走ってる内に音も聞こえなくなったし、異常も感じられないので、そのままいつものお散歩コースへ。
とにかく陽に当たりたくないんでw、ひたすら首都高高架下の甲州街道を西進。
うーん、久々に走らせたのに調子良いなー。

と軽快に走行中、ふとセンターコンソールの辺りに目をやるとデジタル時計の表示が消えているのに気づきました。いや時計だけじゃなくてオーディオの時計も。
ゲゲっと思いつつ前方を向くと計器盤の様子もおかしい。よく見ると油圧ゼロ、燃料系ゼロ、水温計はさっきまで90℃を指してたのが70℃に、おまけにタコメーターもゼロ回転。
何じゃこりゃ、電気来てないぢゃん。

でもエンストする気配は感じられないし、取り敢えずファンが回らないという最悪の事態も想定して、再び涼しい高架下を選んで自宅方向へ転進。
結局途中で突然復活して無事帰還したんですが、所有7年にして初めて出逢う現象。
まあ梅雨時で湿気てるし、電気系が腐っても仕方ない気もします。
症状が起きる数分前にライト点けてたのがいけなかったのかねぃ…

しかししばらくぶりのキャブ+MTはやっぱ楽しいもんがあります。
熱と緊迫感で脱水症状寸前にはなりましたが(^^;

最後にまるで関係ないけどスパで毎年開かれるイタ車イベント"Spaitalia"に出現したモンテの勇姿。

Montesr1

Montesr2

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孤高の狐頭

モンテが手元にやってきて今年で7年め、機関系の初期化、ボディ周りの修復、そして去年は消耗部品と内外装の細かいパーツの交換に明け暮れ、今年からはいよいよ内装に手をつけようかと思案中でし。

中でも気になるのがヘタりきった運転席のシートで、クッションが硬化→潰れて変形した結果、ご自慢のゼニアの生地もヨレヨレに弛んでしまっている有様(トホホ)。
これを何とか出来ないかなーと良い内装屋さんはないかしらんと思っていたところ、FOXHEADという気になる工房を見つけました。

サイトを見ていると、旧車の内装なら何でも頼めちゃいそうな雰囲気。
千葉の柏と少々縁遠い場所ではありますが、たまたま近くに行く用事が出来たので、ついでに寄らせて貰う事にしました。

常磐道の流山ICから約15分程東に向かって走り、地図上ではこの辺という場所に到着したものの、周囲は殺伐とした倉庫街が広がるばかりで、それらしき建物は見当たりません。
しばらく周辺をグルグル回った挙げ句、漸く小っちゃい看板を発見。
まだ営業時間内なのにシャッターは閉められてましたが、2Fの窓からは灯りが漏れて人はいる気配。
インターホンを鳴らして今朝電話した者ですがと告げると、しばらくして開いたドアの向こうから穏和そうな齢60前後の男性が現れました。

このTさんという方、実はその筋ではかなり有名な人物だという事は後で知ったのですが、非常に気さくなお人柄で、入庫車の数々を丁寧に見せてくれました。
フルレストア中のデイトナ、完成して納車待ちのカウンタック、作業待ちのディアブロSEといった猛烈な面々に混じって、ドンガラ状態のチンクが2台、そしてリフトに載った見慣れないホワイトボディは…と思ったら、何とランチアのアプリリアでした(!)

実はTさん、筋金入りのランチスタらしく、CG創始者であるK師をはじめ、ギャラリーアバルトのKさんやフルヴィアートのSさんといったランチア界の重鎮(?)の皆さんとも大変近しい関係にある事が判明。
ランチアクラブUKにも所属されていて、アプリリアも英国から持ってきて一旦バラしてレストア中との事(K師に頼まれて何年か前のランチアランチにも展示したとか)。

ここには書ききれない位興味深いお話を聞かせて貰ったのですが、まさか柏の片田舎(失礼)にこんなディープな世界が展開されているとは想像だにしませんでした。
モンテのシートの件も相談してみましたが、ベストなのはほぼ新車同様の助手席シートから型を起こしてクッションを作り直す方法だそうで、その場合の作業費はざっと80万円~だそうです…

お値段的にちょっとお願いするのは難しそう(^^;ですが、限りなく濃密な時間を過ごした真冬の夕暮れ時でした。

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復活の日

小松左京ではありませんよ(古いな)(^^;

遂に、漸く、デルタ復活です。パチパチパチ(拍手)
デルタと呼ぶにはあまりに大きい(ブラーヴォ・ベースですから)けど、この際細かい事は気にせんと。

発売は欧州でバカンス明け、英国同様正規輸入再開がウワサされる日本へはいつやって来るのやら?
せめて秋のランチア・ランチに姿を現してくれたりすると大層嬉しいのですが。

デザインは、先に発表済みのDelta HPE Conceptとほぼ同じイメージ。
フロントバンパー下部のディテール等若干のリデザインが加えられていますが、特徴的なサイドのキャラクターラインからテールランプに繋がる造形等はコンセプトモデルそのまま。
一方、内装はブラーヴォの面影がチラチラ(^^;、イプシロン並に独自のデザインというワケにはいかなかった様で、でもムーサよりは頑張ってるかな、という感じです。

エンジンの詳細等は来月のジュネーヴショーまでお預けの様ですが、ちょっと他では替えが効かない存在になりそうで、個人的には今年最も楽しみな1台。

Delta_a

Delta_b

Delta_c

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蜘蛛と影

2ヶ月程前に環八のリンドバーグ本店に寄った時に発見して思わず卒倒しそうになった本がこれ

1972年からグループB/C規定が導入される直前の1981年迄の、主に欧州スポーツカーレーシングの軌跡を追ったアーカイヴ写真集になっています。
店頭で見た時には、そのデカさと分厚さに圧倒されて手を出せませんでしたが、正月休みに読んでやれと勢いでAmazon UKに発注。ポンド高に送料込みでも国内の洋書屋で買うよりちょっと安いかな。残念ながら日本のAmazonには未入荷。

70年代前半だとまだ若干60年代のスポーツカーレーシング全盛期の残り香を感じさせる写真も多いですが、年を追っていくに従って、段々と幼少時に恋い焦がれたプロトタイプやシルエット・フォーミュラの姿が目立ってきて思わず興奮状態に(^^;

個人的に最大のポイントは勿論モンテターボGr.5を駆る若き日のRiccard Patrese他Squadra Corseのドライバー達の勇姿です。
モンテはかなり登場頻度高くて、これだけでも買った甲斐があったっちゅーもんw
ランチアは当時のスポーツカー選手権を連覇してますが、実は他に大した競合相手がいなかった(レースによっては同クラスに他車がエントリーしていなかったらしい)事、臨機応変に排気量を変えた2種類のエンジンを使い分けて、2リッター以下クラスとオーバーオール両方のポイントを集めたりと、さすがは知将(苦笑)Cesare Fiorio師に纏わる裏話が何気にキャプションに書かれていたりして、それもまたいと楽し。
惜しむらくは、Gilles Villeneuveらの手でGiro d'Italiaに参戦したモンテも載せて欲しかったな~あとCINZANOカラーで有名なGr.4モンテとかも。未だに実車の写真を見た事ないもんで…

当時の事を振り返ると、出場しているクルマ達が懐かしくてついつい美化してしまうんですが、よく見るとスタンドに殆ど客がいなかったり、結構うらびれてたのね。
まあスポーツカー黄金時代である60年代と、ラリーはGr.A/B、耐久はGr.Cで盛り上がった80年代の狭間の時期なので、それも現実だったのでしょう。
でも、だからこそ、谷間に咲いた徒花の如きこれら忘れ去られそうなマシーン達にほのかな愛を感じてしまう2008年のお正月なのでした。

Spyders_a

Spyders_b

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