モンテが手元にやってきて今年で7年め、機関系の初期化、ボディ周りの修復、そして去年は消耗部品と内外装の細かいパーツの交換に明け暮れ、今年からはいよいよ内装に手をつけようかと思案中でし。
中でも気になるのがヘタりきった運転席のシートで、クッションが硬化→潰れて変形した結果、ご自慢のゼニアの生地もヨレヨレに弛んでしまっている有様(トホホ)。
これを何とか出来ないかなーと良い内装屋さんはないかしらんと思っていたところ、FOXHEADという気になる工房を見つけました。
サイトを見ていると、旧車の内装なら何でも頼めちゃいそうな雰囲気。
千葉の柏と少々縁遠い場所ではありますが、たまたま近くに行く用事が出来たので、ついでに寄らせて貰う事にしました。
常磐道の流山ICから約15分程東に向かって走り、地図上ではこの辺という場所に到着したものの、周囲は殺伐とした倉庫街が広がるばかりで、それらしき建物は見当たりません。
しばらく周辺をグルグル回った挙げ句、漸く小っちゃい看板を発見。
まだ営業時間内なのにシャッターは閉められてましたが、2Fの窓からは灯りが漏れて人はいる気配。
インターホンを鳴らして今朝電話した者ですがと告げると、しばらくして開いたドアの向こうから穏和そうな齢60前後の男性が現れました。
このTさんという方、実はその筋ではかなり有名な人物だという事は後で知ったのですが、非常に気さくなお人柄で、入庫車の数々を丁寧に見せてくれました。
フルレストア中のデイトナ、完成して納車待ちのカウンタック、作業待ちのディアブロSEといった猛烈な面々に混じって、ドンガラ状態のチンクが2台、そしてリフトに載った見慣れないホワイトボディは…と思ったら、何とランチアのアプリリアでした(!)
実はTさん、筋金入りのランチスタらしく、CG創始者であるK師をはじめ、ギャラリーアバルトのKさんやフルヴィアートのSさんといったランチア界の重鎮(?)の皆さんとも大変近しい関係にある事が判明。
ランチアクラブUKにも所属されていて、アプリリアも英国から持ってきて一旦バラしてレストア中との事(K師に頼まれて何年か前のランチアランチにも展示したとか)。
ここには書ききれない位興味深いお話を聞かせて貰ったのですが、まさか柏の片田舎(失礼)にこんなディープな世界が展開されているとは想像だにしませんでした。
モンテのシートの件も相談してみましたが、ベストなのはほぼ新車同様の助手席シートから型を起こしてクッションを作り直す方法だそうで、その場合の作業費はざっと80万円~だそうです…
お値段的にちょっとお願いするのは難しそう(^^;ですが、限りなく濃密な時間を過ごした真冬の夕暮れ時でした。
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