新版NEOレトロ講座 Vol.108 Artful Dodgerの巻
アシッド・ジャズのブームも一段落した90年代中盤の英国、お次に登場したのはジャングルと呼ばれるトライバルなブレイクビーツを主体にしたムーヴメントでしたが、そのジャングルから派生して勢力を強めたのがドラムンベース。土着的な要素を薄めて洗練度を増したそのサウンドは、当初倫敦のレコ屋に行くと"Intelligent Drum and Bass"なんてコーナーがあったりしたもんです。
そのドラムンのフォーマットをベースに、よりシンプルなビートとポップなフレイヴァを塗せて世紀末に登場したのが2ステップ。
日本では大沢伸一あたりが旗振り役になってクラブ界を中心に盛り上がってましたが、海の向こうではカヴァー曲も多く親しみやすかったせいか、結構ナショナルチャートを賑わせる事も度々だった記憶が。
MJ Coleと並んでその代表格だったのがArtful Dodger、とゆーか、彼らの"Re-Rewind"の大ヒットのお陰で、2ステップなるカテゴリーが一般化したと言ってもおかしくないでしょ。
唯一(?)のオリジナル・アルバム"It's All About The Strugglers"は、各トラック毎に異なるヴォーカリストをフィーチュア、単調になりがちな2ステップの音構成にバリエーションを持たせる事で、なかなかの完成度を誇ってました。
しかし今にして思えば、かのCraig Davidをメジャーな存在にせしめたのも、毎週CX深夜帯のBeat UKで繰り返しオンエアされていたこのPVがきっかけでしたな。
ところで"Crowd Say Bo Selecta"ってどーゆー意味やねん?
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