新版NEOレトロ講座 Vol.37 Hall & Oatesの巻
連休で時間が取れたもんで、友人から借りてた"Beat Street"のDVDをやっと見る事が出来たんですが、この伝説のヒップホップ映画の凄さはただ事じゃないすね。ヤバすぎ。
という話はまた今度にして、この映画の音楽プロデューサーをやってるのがかのArthur Baker。
と言うと、真っ先に思い浮かぶのは彼自身が手がけたアンダーグラウンド・エレクトロや、New Orderの"Confusion"のオリジナル・ヴァージョン辺りだったりしますが、実はHall & Oatesの84年作"Big Bam Boom"のプロデュースを務めていたのも御大。おまけにエンジニアはBob Clearmountainというある意味当時のNYC最強最先端のサウンド・プロダクション・チームが、音楽的にも商業的にも絶頂を極めていたブルーアイドソウル・デュオとタッグを組んでたというのは、今考えるとなかなか感慨深いもんがあります。
と前置きが長くなったところでHall & Oatesが聴きたくなってきたんで、大分前に買ったベスト盤"The Best Of Times"を引っ張り出してきました。
何となくジャケ写やタイトルからも想像つく通り、日本企画盤です(^^;
RCA在籍時の主な作品は概ね網羅しているとは言え、初期のWarner時代の楽曲(と言う事は"She's Gone"も)は収録されておらず、"Wait For Me"も初出のライヴ・ヴァージョン、他にも日本のファンに向けた2人のメッセージが入ってたり、如何にもな内容です(苦笑)。
でも予想外にライヴ音源の出来が良くて、"What's Going On""Me & Mrs Jones"なんて最近のご隠居ツアー、それもラスベガスのホテルのディナーショー(?)での演奏とは思えないクオリティの高さ。
そいや去年末にNHK BSで数年前の来日公演の模様をオンエアしてましたが、全盛期もかくやという位の完成度でした。
80年代の彼らは、"Voices"辺りで使い始めたリズムボックス(この頃はまだCR68/78)が、"H2O"ではTR808とリンドラムに、そして"Big Bam Boom"へと、その時々で最も進んだリズムへのアプローチが目(耳)を引いたもんですが、根幹にある作家やパフォーマーとしての卓越ぶりは、枯れた年代になってからこそ光るっちゅーもんでしょ。
でもここ数日の気分的にはBaker師へのリスペクトを込めて、ビッグなドラムサウンドが聴ける"Out Of Touch"でも肴に明日からの過酷な仕事生活に備える事に致しますか(泣)
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