星降る聖夜に

今年はエルニーニョ暖冬だとばっか思ってたら、先週辺りから冷凍庫並みの寒波で凍死寸前ながら、もう3日寝るとクリスマスな昨今、オススメのクリスマス・アルバムを何枚か。

先ずは定番中の定番、山達の"Season's Greetings"、「クリスマス・イブ」の英語ヴァージョンが聴けるのに加え、同曲が初めてシングルカットされた時のカップリングだった"White Christmas"に、涙なくして聴けない"Have Yourself A Merry Little Christmas"と名演が満載。

大学1年の時、サークルのクリパ(死語?)のビンゴ大会で手に入れた"Now That's What I Call Xmas"、勿論今では選曲も随分と変わってしまったけれど、クリスマス・アルバムの素敵さを教えてくれた1枚でふ。

この名作が廃盤とは信じられないのがパラダイス山元率いる東京パノラマラウンジの"Mambo de Christmas"。とにかく文字では表現出来ないスバラシサを体感して欲ちい‥配信もされてないんでしょか?

前述の山達もカヴァーしている"My Gift to You"は、Alexander O'nealのオリジナルも珠玉。Jam & Lewisが手がけた唯一のクリスマス・アルバムなのに、これも絶版だなんて(涙)

小野リサんのボッサなホリデイソング集"Boas Festas"も、なかなか侮れませぬ。"Let It Snow, Let It Snow, Let It Snow"や"Winter Wonderland"がグー。

ちょっと変わり種では、Brave Comboが1991年にリリースした"It's Christmas, Man!"も押さえて頂きたい。手元にある日本盤は曲順が違っていて、冒頭から短調"Jingle Bells"に打ちのめされちゃいまつw

もう1枚忘れちゃいけないのがパール兄弟の"PEARL & SNOW"、12"リリースの2枚のシングルにクリスマスソングを足しただけのかなりムリヤリ感溢れる企画盤でしたが、Quiet Village風エキゾティカ・ラウンジで魅せる「ママがサンタにキスをした」は秀逸の一語。

最近ので良かったのは"Cafe Apres Midi Christmas"、さすがに勘所がワカッテル感じのセレクションですが、クレプスキュールの秘宝The French Impressionistsの"Santa Baby"のキュートさ、Gladys Knight & The Pipsの"Santa Claus Is Comin' To Town"でのShangaクンの可憐な歌声に、幼い頃に見たピンポンパンのお姉さんが歌う「あなたから、メリークリスマス♪」のメロディがフラッシュバックして思わず胸の高なりを覚えるのであります(キュン)。

そして、クリスマスと言えば最近話題のコレは如何すか>バブリィでアラフォーなそこのあなた(^^;

Seasonsgreetings

Nowchristmas

Mambodechristmas

Mygifttoyou

Boasfestas

Itschristmasman

Pearlandsnow

Cafeapresmidichristmas

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巻き戻しの美学

意外にも、Newport Beachなんて小洒落た街を本拠地にするUbiquity Records、その代表的なコンピが"Rewind!"シリーズ。
そのタイトルが現すように、米国西海岸を代表するサブカル系アーティスト達によるカヴァー集でありまする。

今回突然購入したのはその第4弾である"Rewind! 4"
何故にいきなしこれなのかと言えば、The Rebirthによる"Evil Vibrations"が収録されているからに他なりませぬが、それだけなら彼らのデビュー・アルバム"This Journey In"の日本盤にもボートラとして入っていた筈。

実は、こっちに収められたヴァージョンこそがフルレングスで、Mighty Ryedersの原曲をネタ使いしているDe La Soul "Saturdays"も一緒くたにミックスアップされちゃってるてのがミソ。

他にも、Cameoの"Word Up!"をダウナー気分満点にカヴァーしちゃってるWillisや、バカラック・メロディが驚愕のダブステップに変身しちゃってるPlatinum Pied Pipersの"The Look Of Love"、熱っぽいオリジナルから脂分を抜いた様なドライさが癖になりそうな"Funky Nassau" by Orgoneや、Yam Who?の"The Star Of A Story"(Heatwave)辺りは目を離せません。
そしトリを務めるは、Weldon Irvineのオリジナルにひと際忠実な仕上がりを見せるAs Oneの"I Love You"ときて大団円。

それにしてもThe Rebirth、Blue Note Tokyoでの唯一の来日ギグを見逃したのは一生の不覚‥いつの日か生体験してみたいもんでつ。

Rewind4

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メタセコイアを見上げながら

今年もランチアランチの会場は富士教育研修所、ここは元テイジンの研修施設で、どことなく1970年代の残り香を感じさせるところが、ランチアというブランドが持つ雰囲気によく似合っていて好きなんでつ。

で例によって、GTIで乗りつけて他人のふりしつつ(^^;12月とは思えない陽だまりの中でカメラ小僧やってきますた。
去年は確かノーチェックで誰でも入れちゃいましたが、さすがに今回は受付で一般見学者は¥1,000払ってバッジを貰うシステムに。
まあメタセコイア並木の下を走るパレードだけならロハで見れちゃいますけどw

今年のテーマは、Deltaのデビュー30周年、Dedraが20周年、Lybraが10周年と、近代Cセグメント歴代モデルのアニバーサリーイヤーって事で、やっぱ主役はDelta軍団、それもインテグラーレばっかになっちゃうのは仕方ないものの、Lybraは1台のみ、Dedraに至っては参加車0とはいと寂し。
因みに今回は遂にモンテも姿を消してしまいますた‥何でも最近じゃLCJ内でもモンテは殆ど人気がなく、去年やむなく手放した知り合いが嘆いてたという話を思い出した次第(涙)

とは言え、ワンメイクのミーティングとしては突出した見応えを誇るのはいつも通り。
左上から順番に、日本では珍しいFlaminiaのTouringボディ、やぶ睨みの表情がイタ車らしいFulvia Sport S、赤ChardonnetカラーがナイスなStratos Gr.4仕様、そして今回の個人的目玉は先月神戸のカーグラのイベントに出現したと聞いていても立ってもいられなくなった憧れのGamma Coupe。まさか実物をこの目で見られる日が来るとは思っていなかった1台に感涙。更には集結した初代Deltaシリーズの中でこの2台だけが非インテグラーレだったS4とHF Turbo、特に後者はセメント色のボディがシブすぎる‥ここ数年よく見かけるFulviaのベルリーナの後姿はこんな感じ、Mario BelliniデザインによるTreviの蜂の巣ダッシュボード、ときて最後は主役の1台と言えばやっぱMartiniカラーでしょう。

それにしても、数日前にイタリア国内では、ランチア部門が2011年にも廃止され、クライスラーブランドに統合される鴨という意味不明なニュースが流れたばかり。
おまけにアルファの将来も不透明で、Giuliettaを最後に当面ニューモデル計画は全て凍結されるとの説も出ているらしく、一体何考えてんだか?>フィアット
マジでそんな事になった日にゃ、最後のランチアになるかも知れない現行δを手に入れなきゃと、前日の雨が嘘の様に晴れ上がった空を仰ぎ見ながら物思うのでありますた。

Flaminia

Fulviasport

Stratoschardonnet

Gammacoupe

Deltas4

Deltahfturbo

Fulvia2c

Trevifacia

Deltamartini

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新版NEOレトロ講座 Vol.129 Ram Jam Worldの巻

Water Melonからピテカン繋がりでMute Beat、と逝きたいとこでつが、ここはちょいと趣向を変えて。
UAを世に送り出したプロデューサーとしても名高い朝本浩文が、Mute Beat解散後に結成したユニットRam Jam Worldの3枚めのアルバム"Rough and Ready"の再評価と参りましょ。

Ram Jam World自体は1992年にデビューしていた筈ですが、きちんと聴き始めたのは97年、J-Wave辺りで"Planet Earth"がヘビロテされたのがきっかけだったと記憶しておりまする。
当時英国を中心に猛威を振るっていたドラムンベースの音作りを巧みに取り入れたJ-Popとでも呼ぶべきそのサウンドは、H Jungle with tとは一味違う(爆)と思わせるに十二分なインパクトがあった様な記憶が。

そんなワケで、直後にリリースされた本作を手に取ったのは自然な成り行きだったものの、実はシングルカットされていたのは日本語ヴァージョンである"Melody"の方だったというのは今回初めて知りました。
因みにヴォーカルでフィーチュアされてるのは、m-floに参加する直前だった(?)LISAで、アルバムではポルトガル語での歌唱にも挑戦したりしてまふ。

Melon一派同様、朝本師も倫敦を拠点としていたせいか、Boy GeorgeやKenji Jammer等お馴染みのメンツも集結しており、今聴き返してもなかなか歯応えがある1枚と言えましょう。
しかしドラムンから次の2ステップにムーヴメントが移行した頃から、英国の音楽シーンは停滞期に入ったまんまになってしまった様な気がするのは年寄りの戯言なんすかね(^^;

Roughandready

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新版NEOレトロ講座 Vol.128 Water Melon Groupの巻

"Fly Me To The Moon"が使われてるANAのCMを見て聴きたくなったのが、Water Melon Groupによるヴァージョン。トシちゃんのエロな歌い回しにニヤニヤしてしまう名カヴァーでつが、収録されている「ピテカントロプスの逆襲」はLPでしか持ってないんで、ひとまず"Cool Music"のCDでお茶を濁す事に。

オリジナル盤は1984年のリリース、その後アルファ消滅を経て長らく廃盤になっていたのがCD化されたのは10年近く経ってから。それも束の間再び入手困難になっていたのを、ソニーが紙ジャケ再発したのが2005年、ちょうどプラスチックス結成25周年記念の年の事でありますた(因みにソニー盤には"Fly Me To The Moon"もボートラで収録)。

そんな能書きはともかく、80年代前半の原宿にあった伝説のクラブ「ピテカントロプス」の言わばハウスバンドの1つとして始まったWater Melonの歴史は、初期のエキゾティカ・サウンドの復刻という主題から、90年代には当時トシ+チカが倫敦に活動拠点を移していた影響もあって、ダウンテンポ~トリップホップに接近。その後音沙汰が無いと思っていたら、つい3年程前には突如ギグを敢行してライヴ盤をリリースする等、20年以上の時を経ながらゲリラ的な活動を続けているのには敬服せざるを得ません。

ほんでもってこのファースト。何となくエキゾティカなイメージが濃い彼らですが、実は打ち込みを多用したり、Melon直系のエキセントリックなポップ・ミュージックあり、はたまた「日曜はダメよ」のリメイクありと、バラエティに富んだラインアップ。
プロダクションの要は、トシちゃんに加えてヤン富田、そしてパール兄弟に参加する直前だったバカボン鈴木のベースがバンドサウンドに安定感を与えているのも見逃せません。

後に本家Melonも"Deep Cut"でセルフ・カヴァーした"The Gate Of Japonesia"は、和製エキゾティカの最高傑作である事に口を挟む輩もおりますまいが、クレジットを見ると元々はTiny Exotica Boysなるグループの為に作られた曲であるらしき記述があり、謎は深まるばかり(^^;

Coolmusic

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ジュリエッタに傷心

お待んたせ致しましたとゆーワケで、遂に147後継車のオフィシャル・フォトが発表されますた。

その名はMilano‥だった筈が、ぬわんと発表の3日前になって突然の心変わり(@o@)
何でもミラノには最早アルファ関連の施設は残っていないんだそうで(最後まで残っていたチェントロ・スティレもトリノに移転しちゃった模様)、関係ない街の名前をつけるのは如何なものかという意見が出たんだとか何とか。
エンブレムには市の紋章が残ってるんだし、そこまで目くじら立てなくても‥ねぃw

ほんでもって急遽白羽の矢が立った新車名は、これまたクリビツのGiulietta。
確か159の次世代にその名が採用されるとゆーウワサは聞いた事がありますたが、2ボックスのCセグメントで使ってくるとはちと意外。

で、今回発表された写真は3枚。
既に何ヶ月も前から、工場内で激写された量産試作車と思しき個体の写メ(?)が出回っていたお陰で、あまりインパクトはありませぬ(そいやリーク写真のボディも白じゃった)。
ベースはBravoやDeltaなのは一目瞭然ながら、シャシーは改良型を使っていて、内外装のデザインも3兄弟の中では最も差別化出来てる感じはしまふ。

全長4.3m、全幅1.8mというのは、ほぼ予想通りのデカさながら、Deltaよりは短くて若干小柄な雰囲気。
ガソリンエンジンは当初1.4ターボと同Multi Air版の2種類、例の1750TBiがQuadrifoglio Verde(懐かP)の名の下に後日追加されるんだそーで、日本じゃそっちが本命になりそ。

実車のお披露目は多分来年のジュネーヴ、全体的にアクセラぽい気もしつつ、後姿がなかなか魅惑的。
早く他の色も見てみたいにゃ。

Giulietta_a

Giulietta_b

Giulietta_c

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ダブの源流

早いもんでサンタの鈴の音が聞こえる頃合となりますたが、今年の夏はNorman JayセンセーのGood Timesコンピが遂にリリースされず、寂しい思いをした御仁も多い事でせう。
かく言う拙者も、やはりGood Timesを買わずに年越しするワケにはいかず(謎)、何かねーのかよとAmazonを掘ってたら見つかったのがこの"Good Times Skank"

Normanの実兄であるJoey Jay監修で70年代を中心としたTrojan音源をコンパイルしたもので、早速レーザー光を照射してみると、これぞGood Times Sound Systemのルーツと言いたくなる様なラガ・フレイヴァ充満のセレクションになっており、Good Timesシリーズの伝統でミックスされていない点も高ポイント。
因みに"Skank"とは70年代に一世を風靡したレゲエMCのスタイルだそうで、"Toast"と同義語。オーディエンスを煽る様なMCは、後に草創期のヒップホップ~ラップにも影響を与えたと言われている模様。

この中では、Chosen FewによるStevie Wonderのカヴァー"People Make The World Go Round"のハイテンションな音作りや、King Tubbyの"Serious Version"で聴ける強烈なディレイ・エフェクトは、Dennis Bovellによるニューウェイヴ・シーンへの関与を経て、Adrian SherwoodのON U Soundに続く英国ダブ・カルチャーの源流と呼んで差し支えないでしょ。

うーん、やっぱ夏前に買っとくんだった(^^;

Goodtimesskank

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銀杏並木で逢いましょう

この時期、都内で晩秋気分を味わえるゾーンと言えば外苑の銀杏並木がありますが、いちょう祭りの最中に開かれるのがトヨタ博物館主催のクラシックカー・フェスタ。
初回だった去年のイベントは逝ったにも拘らずレポートし忘れてた様なんで(^^;今回はしっかり報告しましょ。

絵画館前での車両展示と青山から銀座までグルリと回る旧車パレードが売りなんでふが、他のイベントではあまり見ないクルマが結構集まってまんなという印象は前回同様。
普段は博物館に保管されているヴィンテッジ期のグランプリマシンのエンジン音が、都内で聞けるなんて機会もそんなにあるもんじゃあるまいて。

銀杏並木が黄金色に染まる最盛期の11月末の週末という事もあり、ヲタだけでなく一般のギャラリーも多く、老夫妻が懐かしそうに国産旧車を眺めたりしている様は心温まるもんがありまする。カメラ小僧的には忍耐強く誰もいなくなるのを待つしかないんでふが(^^ゞ

そんなワケで何とか選りすぐった厳選9台。
左上から、正調ブリティッシュ・グリーンの佇まいがスバラシイRover 2000、初めて見た気がするAustin Sevenと言ってもミニの方のコンバーチブル、なかなか見かけない気がするNコロのバン、相当渋いカラーリングのコンパーノ・ベルリーナ、2番目に目立ってた(?)Mカラーも鮮やかなM1、ランチア勢では唯一の参加だったFulvia HF、今回個人的に白眉だったSaab 99は何とも言えないボディカラーといい適度なヤレ具合といい絶句モノの1台、一番人気だった地獄の様にビカビカなレストアしたて(?)のMiura SV、そして最後は懐かしのOpel 1900GTときたもんだ。
(因みに他のマシーンも見たい方は右上のPicasa Webのリンクからどぞ)

Rover2000

Austinseven

N360van

Compano

M1

Fulviahf

Saab99

Miurasv

Opel1900gt

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跳ね馬HG

Soul Jazzと並ぶ当館ご用達のレーベルと言えば、何度潰れても不死鳥の如く蘇生する不屈の闘志で魅せてくれるStrutでありまするが、そんな香具師らの最近のリリースからピックアップしたいのが、この"Horse Meat Disco"

ジャケの色使いからして既に妖しげな雰囲気を醸し出してますが、ご想像の通りこいつは倫敦のゲイ専門ナイトクラブによるアンダーグラウンド・ディスコ集。

まあこの手のコンピは腐る程持ってるわい、と最初はあまり気にも留めなかったんでふが、トラックリストを見る限り、オープニングを飾るKaren Youngの"Deetour"(けだし名曲)はともかくとして、その他は殆ど聴いた事のない名前が並んでたのもあり、ポンド安にも釣られて先般紹介の"Can You Dig It?"と併せてポチ。

このHorse Meat Disco、まだ歴史は浅く、今世紀に入ってから始まったイベントの様ですが、どこから見てもHGなお兄様4人によるDJチームが繰り出すミックスは、正にマッチョ好きしそうな色香漂う逸品でつ。

そして付属のブックレットに収められたフロアの生態を生々しく捉えたショットの数々を目にすれば、これって70年代末期のNYなんぢゃね?と勘違いしちゃいそうにディープな情景を楽しむ事が可能(^^;

因みにDisc 2はノンミックスのフルレングスを12曲収録していて、今となってはどれも入手困難な代物で資料的価値も高いだろうという事実を踏まえれば、1粒で2度おいしい、これからのパーテー・シーズンには必携のパッケージなんでつが、これも入れて欲しかったぞ。

Horsemeatdisco

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新版NEOレトロ講座 Vol.127 Groove Collectiveの巻

常日頃アシッドジャズ・ネタが多い事は自覚してます(^^;が、今宵は前々回のKing Brittに続いて新大陸からのカウンターパンチとなった1994年のGroove Collectiveのデビュー・アルバムをご案内。

本作品が何故無視出来ないのか、先ずは後にNYのクロスオーヴァー・シーンの最重要拠点の1つとなったGiant Stepの存在を世に知らしめた功績、2点めとして、プロデューサーとして名を連ねたのが、Steely Danの一連のアルバムやDonald Fagen "Nightfly"を手がけたGary Katzその人である事。

勿論、イカレた連中がイエロー・キャブに戯れるジャケ同様、無秩序な中にも締まったグルーヴ感と、大都会の猥雑さそのままにどす黒くファンキーなブラス・セクションに象徴される彼らの音世界は、正にバンド名そのもののカッコヨサ。
が、そんじょそこらのジャズ・ファンクとは一線を画してんなと感じさせるのは、やっぱプロデューサーの力量によるところが大きいのではないでしょか。
この後、中心メンバーに女性シンガーを加えて結成されたThe Repercussionsも、同じくGary Katzのプロダクションでスマッシュヒットを飛ばしたのは記憶に新しいところ。

それにしても、限りなくクールなオープナー"Rentstrike"、"Jackie Brown"の3年前というところがシブイ"Ms. Grier"、The Repercussionsの原型とも言える"Whatchugot"、如何にもセントラルパークの休日といった雰囲気の"Saturday Afternoon"と、名曲揃い。
ドラマーは日本人(多分)のゲンジ・シライシという人ですが、それに因んで"Genji Monogatari"なんて曲まであるのも、メルティング・ポットなバンドの出自を知らしめてくれます。

そんな彼ら、Giant Step亡き後もどっかと地に足をつけた活動を続けておりまして、最近のライヴ映像を見ても、そのグルーヴィーなパフォーマンスが全く衰えていないのにはシャッポを脱ぎまっせ(死語の世界)。

Groovecollective

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